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教員の転職にIT企業がおすすめの理由を元教員の現役SEが語る

教員の転職にIT企業がおすすめの理由を元教員の現役SEが語る

「教員からIT業界への転職ってどう?ブラックって聞くけど転職した人はうまくやってる?」

IT業界への転職が気になる方に向けて、高校教員(社会科)からIT業界に転職した現役SEが、教員のIT業界への転職について解説します。

この記事を書いた人たち

【監修・執筆】

みずき

みずき(当サイト運営者。10社以上の転職サイト・エージェントを利用した元教員のフリーランス)>>運営者情報

【執筆協力】

すず「30歳で教員(高校・社会)からIT企業(SE)に転職しました。IT業界は在宅勤務できて働きやすいのでおすすめ!」>>教員からSEへの転職体験談

IT業界がブラックと言われたのは昔の話。今は働き方改革が進み、ホワイト企業も増えています。

むしろ、未経験からでもスキルを身に付けてキャリアアップでき、リモートワークや独立も可能IT業界は勉強熱心な教員にピッタリの転職先です。

教員からSEに転職した私がIT企業の魅力と教員におすすめの理由、転職前に知っておきたいコツや注意点について解説します。

IT企業への転職を考えている方はぜひご覧ください。

タップできる目次

元教員の私がIT企業に転職した4つの理由【IT業界の魅力】

元教員の私がIT企業に転職した4つの理由【IT業界の魅力】

IT業界は転職先としてとても魅力的でした。私が未経験でIT業界に転職した理由は下記4つです。

IT業界の4つの魅力

  1. 業界としての伸びしろがある
  2. 求人が豊富で未経験でも目指せる
  3. 年収が高めで安定している
  4. 在宅勤務・リモートワークが可能

それぞれ解説していきますね。

①業界としての伸びしろがある

IT・通信系の技術職の求人は増加傾向です。

2021年5月時点のIT通信業界の有効求人倍率は5.63倍

つまり、一人当たり約6件の求人があります(doda転職求人倍率レポート(2021年5月))。

今後さらにIT化が進み、今まで人間が作業していたことをAIが代わりに行う場面がどんどん増えてきます。

AI技術を支えるIT業界は技術の進歩とともに今後の伸びしろが見込める転職先と言えます。

このご時世でも景気に左右されず働くことができ、社会の不況にも影響されにくい業界です。

②求人が豊富で未経験でも目指せる

ITの進歩が進むと同時に、IT業界では人手不足に陥っています。

とくにAIシステムを作るシステムエンジニア(SE)やプログラマーなどの技術職は、今後さらに人手不足が加速すると予想させています。

そのため、IT業界では未経験の方への研修を充実させており、学ぶ環境が整っている会社が多いです。

私が勤めている会社でも研修があり、学びたいプログラミングの言語を学ぶことができています。

自分自身で学ぶ姿勢が一番大事ですが、分からない所が聞きやすく、勉強のやり方を教えてくれる方が多いので未経験でも安心して取り組むことができます。

求人自体も多く未経験でも転職できる可能性が高いです。実際に文系からSEになっている方もたくさんいます。

③年収が高めで安定している

IT業界の年収は全体平均と比べて高水準です。

dodaの平均年収ランキングによれば、IT・通信業界の年収は上から4番目で平均444万円となっています。

「私自身は非常勤講師の年収と比べて100万円ほど上がりました」

そして一度スキルが上がれば、自分自身の武器になり他の企業でも通用しやすいのでキャリアアップしやすいです。

④在宅勤務・リモートワークが可能

IT業界ではリモートワーク・在宅ワークが可能な仕事が多いです。

また、プログラミングなどのIT技術職の経験値やスキルを一度取得すれば手に職をもつことができます。

将来的に独立してフリーランスになれば、田舎やパートナーの転勤先でも仕事を続けられます。

子育て世代には在宅ワークがありがたいですよね。よって、IT業界は今後もますます需要が高まると予想されます。

教員の転職にIT業界がおすすめの3つの理由

教員の転職にIT業界がおすすめの3つの理由

教員の転職にIT業界がおすすめの理由は3つあります。

  1. 資格を取得してスキルをPRしやすい
  2. 勉強に慣れているので新しい知識を学び続けられる
  3. 教員時代のコミュニケーション能力が活かせる

それぞれ解説していきますね。

①資格を取得してスキルをPRしやすい

IT業界の資格は様々あり、取得することによって給与がアップする企業も多いです。

SEの資格で有名なものは「ITパスポート試験」「基本情報技術者(FE)」「応用情報技術者(AP)」などがあります。

これらの資格を取得すれば、給与がアップする可能性が高くなるだけでなく、もし他のIT企業に転職を考える場合にもアピールできるポイントになります。

もし時間に余裕がある場合は、転職前に取得するのもいいですよ。

教員は転職でアピールできるスキルが少ないので、転職前に資格を取得すれば大きな武器になります

②勉強に慣れているので新しい知識を学び続けられる

IT業界は変化が大きく、新しい技術を日々学んでいくことが不可欠です。

  • プロジェクトによって必要な技術は異なるため、その都度新しいことを学ぶ
  • 同じ技術が必要な場合もより深い学びを求められる
  • 日々アップデートされる新しい技術を取り入れる

IT業界に転職をして感じることは日々の勉強の大切さです。

教員は勉強自体が苦にならない方が比較的多いので、学びの多い環境でも適応できるでしょう。

元教員の私は勉強して知識を増やすことに抵抗なく、新しい知識が増えることを楽しみながら学ぶことができています

③教員時代のコミュニケーション能力が活かせる

IT業界ではパソコン作業が多いですが、業務内容はチームで行うことがほとんど。

そのような時にコミュニケーション能力は重要になっていきます。

怒ってばかりの人だったり、相手に伝わらないような専門用語が多い人だったりすると、残念ながら距離を置かれてしまうこともあります。

一方、教員ならば「どのように伝えたら分かりやすいだろうか?」「こんな言い方をしたら生徒はどんな気持ちだろうか?」など相手のことを考えて行動できます。

円満なコミュニケーションが築けると業務も進みやすいです。

次の案件も一緒にやりたいと言ってもらえることもあります。コミュニケーション能力は教員経験の強みになりますよ

関連記事教員の転職で役立つ7つの強み(スキル)

教員がIT企業に転職するときのコツ・注意点

教員がIT企業に転職するときのコツ・注意点

教員からIT業界に転職を考えている方は、転職前に下記3つに注意してください。

IT業界に転職する前の注意点

  1. 転職前にスキルを身に付けておく
  2. 目指すなら(大手・ベンチャー・下請け・具体的な職種)がおすすめ
  3. なぜ教員からIT企業に転職したいのか理由を明確にする

それぞれ解説していきますね。

①転職前にスキルを身に付けておく

転職時に必須ではありませんが、資格やスキルを取得しておくと転職が有利になります。

最初の段階でスキル取得としておすすめなのが、下記です。

  • 国家試験なら「ITパスポート試験」「基本情報技術者(FE)」
  • 独学であれば「progate」「 ドットインストール」というサイトで勉強
  • 一から教えてほしいならプログラミングスクール

国家試験なら「ITパスポート試験」「基本情報技術者(FE)」

「ITパスポート試験」

  • ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験
  • お申し込みはこちらのサイトから

「基本情報技術者(FE)」

  • 「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験
  • 「ITパスポート試験」より難易度は高いが、初心者でも目指しやすい
  • お申込みはこちらのサイトから

「ITパスポート試験」「基本情報技術者(FE)」のどちらも、参考書や過去問、そして「過去問道場」というサイトから学ぶことができます。

一通り参考書を読み、過去問を解いたら、今度は間違えた所を中心に繰り返し問題を解くと点数が上がりやすいです。

独学なら「progate」「 ドットインストール」

progate」「 ドットインストール」はどちらもプログラミングを学べるサイトです。

無料でも多くのことを学べ、学べるプログラミングの種類もたくさんあるので、好きな言語を選ぶことができます。

「progate」「 ドットインストール」、どちらか好きな方をやるだけでも十分練習になります。

一からすべて教えてほしいならプログラミングスクール

独学が難しいと感じる方はプログラミングスクールという選択肢もあります。

独学だとモチベーションの維持が難しく挫折してしまう方もいます。その点、講師に教えてもらえるスクールなら続けやすいです。

スクールに通う時間の捻出が難しいなら、すべてオンラインで受講できるTechAcademy [テックアカデミー]がおすすめです。

しかし、プログラミングスクールの中では良心的とはいえ、それなりの値段がします(4週間プランで18万弱ほど)。

もし気になる方は1週間の無料体験から受講してみてください。
>>TechAcademy [テックアカデミー]公式サイトで詳細を見る

②目指すなら受託開発の元受けがおすすめ

IT業界で目指すべきところですが、個人的には受託開発の元受けがおすすめです。

IT業界のSEを募集している企業の種類は大きく分けて下記3つあります。

  1. 自社開発:自社でアプリやサービスなどを開発、運営
  2. 元請けの受託開発:直接クライアントから依頼を受け、システム作りに関する業務を行う
  3. 下請けの受託開発:元請けから仕事を受注する二次請け以降の企業

自社開発は即戦力が求められることが多く、元受けは下請けよりも一般的に待遇が良いことが多いため、私は受託開発の元受けをおすすめします。

③なぜ教員からIT企業に転職したいのか理由を明確にする

転職する際の注意点として、教員から全く違う業種のIT業界に転職するので、なぜIT業界に転職したいのか明確な理由が必要になります。

私の場合は下記がIT業界への転職理由です。

  • 教員だと理想とするワークライフバランスがとれない
  • これからの時代IT業界はますます需要があると思ったこと
  • スキルが上がれば待遇がよくなること
  • 在宅ワーク可なこと
  • プログラミングをやってみたいと思ったこと

面接時に聞かれやすいので、自分自身の言葉で具体的な転職理由を答えられるようにしておくことをおすすめします。

教員がIT業界に転職したいなら利用すべき転職サイト・エージェント

教員がIT業界に転職したいなら利用すべき転職サイト・エージェント

未経験からIT業界に転職するなら利用したい転職サイトや転職エージェントを紹介します。私が使ったのは下記2つです。

  1. 転職サイト「女の転職Type(タイプ)」
  2. 「リクルートエージェント」

①転職サイト「女の転職type(タイプ)」

私自身は転職サイト「女の転職Type(タイプ)」を主に使い、転職活動をしました。

「時短勤務可能」や「残業少なめ」など、女性やママにとって好都合な検索条件が多く使いやすかったです。

自己PR不要な「シンプル応募」で、少しでも気になる企業があったら積極的に応募できたのも便利でした。

面接でも今後のライフプランを汲み取ってくださり、「好きな時に子ども産んでいいからね」と言ってもらえた企業もありました。

②リクルートエージェント

リクルートエージェントは希望の企業を紹介してもらえ、SEとはどんな仕事かなどを細かく教えて頂きました。

異業種への転職ということもあり、分からないことだらけだったのでありがたかったです。

また、応募後に不採用だった場合に「なぜ不採用だったのか、次はどこを気を付ければいいのか」なども教えてくれるので、次への対策もしやすかったです。

みずき

リクルートエージェントは私も利用しましたが、求人自体や担当者の質が高いです。当ブログ調査でも教員からの転職者がもっとも利用していたエージェントでした。リクルートエージェント公式サイトはこちら

教員の転職にはIT企業がおすすめ!転職前にスキルを身に付けよう!

教員の転職にはIT企業がおすすめ!転職前にスキルを身に付けよう!

教員の転職にIT業界がおすすめの理由を解説してきました。

IT業界は今後も成長が見込める業界であり、プログラミングなどのスキルが身に付ければ独立も夢ではありません

人手不足で求人が豊富なので、勉強が得意な教員なら未経験からでもスキルを身に付けて働くことが十分可能です。

リモートワークが可能な点で子育て世代の転職にも適しています。

IT業界に転職を考えるならば、転職前に資格やスキルを取得しておくと有利です。

余裕があれば独学で試験を受けたり、プログラミングスクールに通ったりしてアピールポイントを増やしてみましょう。

「IT業界のどんな職種が自分に向いているか知りたい」「そもそも転職自体の相談に乗ってほしい」という方は、転職エージェントに相談してみると今後の方向性がハッキリします。

IT業界は人手不足なので、未経験からでも目指しやすい業界・職種が多いです。諦めずに挑戦してみてくださいね。

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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