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幼稚園の先生を辞めたい!円満に辞める方法を元教諭が解説

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幼稚園教諭を辞めたい理由とすべきこと
この記事を書いた人たち

【執筆:いずみ】元幼稚園の先生。現在はWEBライター

みずき

【監修:みずき】元教員のフリーランス・当サイト運営者

「夢だった幼稚園の先生になったけど辞めたい」「もう無理かもしれない。幼稚園教諭を辞めるためにはどうしたらいい?」

元幼稚園教諭だった私が、幼稚園の仕事を辞めたい3つの理由と円満に辞めるためにすべきことをまとめました。

私は幼稚園の先生を辞めたあとは自分らしく充実した生活を送っています。幼稚園の先生の仕事を円満に辞める流れがわかるので参考にしてみてください。

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幼稚園の先生を辞めたい3つの理由

あなたが幼稚園教諭を辞めたい理由はなんですか?円満に辞めるためにも続ける選択をするにも明確な理由を知ることが大切です。幼稚園の先生を辞めたいと思う理由を3つまとめました。

①人間関係がつらい

幼稚園は女性社会。働いている人は女性が多く、そのせいでストレスを抱えている人も少なくないでしょう。

私が勤務していた園では、このようなことが横行していました。

  • いじめまがいな嫌がらせ
  • 悪口・陰口
  • 気分屋の主任によるパワハラ
  • 派閥争い

職員室の空気は重く、会議は息苦しく感じていました。

いつも「自分の言動によって、誰かを怒らせていないか」とビクビクしながら働いていました。まるで生きた心地がしませんでした。

人間関係がつらくて、ストレスが多いというのが、幼稚園の先生を辞めたい理由のひとつです。

②給料と仕事量が見合っていない

幼稚園の先生は仕事の割にお給料が少ないと感じます。

平成13年度学校教員統計調査報告書(文部科学省)によると、幼稚園教諭の給料は月額約23万円です。

同じく指導する立場にある公立小学校や公立中学校の教諭と比較しても差は歴然。薄給といえるでしょう。

関連:教員の給料は高すぎる?教員と民間の年収やボーナスを徹底比較

幼稚園教諭の仕事は、給料の割に責任が重く、仕事量が多すぎて負担に感じていました。

書かなければいけない書類が多く、自宅に持ち帰らざるを得ないこともあります。

園児が歌う伴奏のためピアノの練習や、制作物の準備などやるべき業務は煩雑です。

また、行事やイベントが多く、残業が負担になったり、認定こども園になり、休日出勤が負担になったり。

「仕事量と給料が見合っていない」「待遇に不満を感じる」のが幼稚園教諭の辞めたい理由のひとつですね。

③結婚出産などの人生の転換期

結婚や出産など人生においての転換期に辞めたくなるというケースも多いでしょう。

  • 朝早く勤務したり、残業があったりと時間的な拘束がきつい
  • 園児と走り回り、体をめいっぱい動かし、体力的にきつい

上記の理由から、家庭や育児との両立を考えて幼稚園の先生を辞めざるを得ないことがあります。

私も家庭をもつ時に幼稚園の先生を続けてもいいか自信がなくなってしまいました。

幼稚園の先生を辞める前にすべき2つのこと

「幼稚園の先生を辞めたい」と思ったとき、すぐに退職を選ぶ前にしてほしいことが2つあります。もしかしたら「辞める」以外の選択肢が見えてくるかもしれません。

①幼稚園教諭のやりがいをリストアップする

幼稚園の先生として勤務している中で、「やっていてよかった」と思う経験を思い返してみましょう。つらいと感じることに目を向けがちですが、よかったこともあるはずです。

  • 子どもたちがかわいいと思うエピソードを思い出す
  • 大きな壁を乗り越えた経験を振り返る
  • 自分のはたらきかけで子どもが成長した経験をリストアップする

たとえば上記は、やりがいを見出すのにおすすめの方法です。

信頼している同僚の先生がいれば、話をしてみてください。一緒に振り返ったり、自分では気づかないいいところが見つかるかもしれません。

やっぱり幼稚園教諭の仕事を続けたい!と思えたら仕事にも張りが出るはずです。

②雇用形態の変更を考えてみる

幼稚園の先生は、正規職員だけではありません。パートやアルバイトといった非正規職員という選択肢もあります。非正規職員は、責任や時間の負担が軽減できます。

ゆとりのある働き方で自分の人生をじっくりと考えてみるのもひとつの方法です。

ただし、正規職員と比較すると収入は減少しがちなので、転職活動も視野に入れておくと安心です。

幼稚園の先生を円満に辞める流れ

どうしても幼稚園の先生の仕事を辞めたいと感じるなら退職を選ぶしか方法はないでしょう。

なるべく円満に退職し、トラブルは避けたいもの。そこで幼稚園教諭を円満に辞めるための方法を2つお伝えします。

①年度末や学期末での退職を試みる

幼稚園教諭の退職をするとき、法律上(民法627条)では、2週間前に辞める意思を伝えればよいとされています。

しかし、2週間では園側が対応できず、トラブルになってしまいかねません。円満に辞めたいのなら、タイミングを見極めることが大切です。

年間スケジュールなどをよく見て配慮しつつ、なるべく園側が了承しやすい時期を選びましょう。

おすすめなのは、区切りのいい年度末や学期末の退職です。

できれば2〜3ヶ月前に退職の旨を伝えましょう

関連:教員を年度途中で辞めるのはアリ?円満退職できた元教師がポイントを解説

②管理職の前に直属の上司に辞める意思を伝える

まずは、直属の先輩や主任に相談をしてみましょう。相談をもちかけた上で、「退職を考えている」と伝えるのが円満に辞めるための秘訣です。

園にもよりますが、いきなり園長や理事長に退職の意思を伝えることはタブーとされることが多いです。管理職に突然伝えることで反感を買ってしまうこともあるからですね。

また、退職理由を正直に伝えてしまうのも避けた方がいいですね。

ネガティブな退職理由を伝えると、「改善する」と口約束で、引きとめられる可能性があります。揺らがない決心で決断したのなら、ポジティブな内容を伝えることをおすすめします。

「園が〜」「〇〇さんが〜」ではなく、「私が~したい」と伝えるとよいでしょう。

「〇〇に挑戦したい」「本当にやりたいことが見つかった」などポジティブな内容だと園も気持ちを汲みやすく、円満に退職できますよ。

幼稚園の先生を辞めたいのなら動いてみよう!

幼稚園の先生を辞めたい理由を3つまとめました。もし、幼稚園教諭が苦しくて辞めたいのなら、できることから行動をしてみましょう。

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退職時の注意点や流れは教員の辞め方・退職方法|経験者が手順・流れを解説で詳しく解説しています。

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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