教員の転職にベストな時期・スケジュール・伝えるタイミングを元教員が解説

2020年12月29日

教員の転職にベストな時期・スケジュール・伝えるタイミングを元教員が解説

 

教員から転職するのにベストな時期っていつ?転職活動のスケジュールや、管理職・教職員・生徒に退職を伝えるタイミングも教えて欲しい。

 

こんなお悩みを解決します。

 

年度途中で教員を退職した元教員の私が、経験談と同僚教員の事例を踏まえて解説します。

 

教員からいつ転職すべきか悩みますよね。

 

この記事では、教員から転職する時期(1年のうちで何月がベストか)について解説しています。

 

年齢的な時期に悩んでいる方は【年代別】教員の転職事情をご覧ください。

 

結論、教員の転職にベストな時期は年度替わり(3月・4月)です。

 

  • 3月・4月が教員の転職時期として望ましい理由
  • 4月入社を目指す場合の転職活動スケジュール
  • 管理職・教職員・生徒に退職を伝えるベストなタイミング
  • 仕事と並行して転職活動する際の2つの注意点

 

本文では上記について詳しく解説します。

 

最後まで読んでいただくと、周囲にできる限り迷惑をかけることなく、最適な時期に円満に転職する方法がわかります。教員から転職する時期に悩む方は是非ご覧ください。

 

教員が転職するベストな時期は3月・4月

教員が転職するベストな時期は3月・4月

 

教師の転職のタイミングは3月末~4月にかけての年度替わりがベストです。

 


そもそも4月は中途採用の求人が多い時期であり、教員の転職先として多い教育関連企業も学校のスケジュールを考慮して年度始まりの3~5月に積極的に中途採用を行います。

7~8割の先生が3~5月に転職しているというデータもあるほどです(Education Career調べ)。

 

教員側としても年度末が大きな区切りなので引継ぎがスムーズに進みますよね。

 

理想を言えば一番いいのは「3月末日付で退職⇒4月1日入社」です。

 

離職期間がなく、年金や保険の手続きもそれほど煩雑になりません。

 

同僚教員のケースを見ていると、私の体感としては確かに3月末がもっとも退職される先生が多かったです。次いで8月(夏休み)、5月のGW後という順番ですね。

 

偏差値の高低に関わらず、年度途中でも退職する先生は多かったです。

 

 

教員の転職活動のスケジュール【4月入社を目指す場合】

教師の転職活動の開始時期・スケジュール【4月入社を目指す場合】

 

それでは4月入社を目指す場合を想定して、転職活動の具体的なスケジュールを見ていきましょう。

 

4月入社を目指す場合の転職活動の流れ

  1. 書類選考:12月~1月
  2. 面接:(書類選考後に即日~2週間程度)
  3. 内定:2月~3月
  4. 入社:4月

 

書類選考から内定まで1~2か月かかると想定すると、このようなスケジュールになります。

 

3月下旬に内定となると退職手続きや引継ぎの問題で忙しくなります。余裕をもって転職活動を開始しましょう。

 

逆に早い時期だと4月入社の求人が少なくなりますが、どうしても4月入社にしたい場合は企業との交渉次第で実現することもあります(実際いました)。

視野を広げるためにも早くから自己分析や業界・企業研究を始めておいて損はありません。

 

 

管理職・教職員・生徒に退職を伝えるタイミング

管理職・教職員・生徒に退職を伝えるタイミング

 

転職先が決まったら次は円満退職に向けて注力しましょう。管理職や教職員、生徒に退職を伝えるタイミングは下記の通りです。

 

  • 管理職にはできれば3か月前には伝える
  • 同僚教員には伝えたいタイミングでOK。事務職員には退職日が決まったらすぐ伝える。
  • 生徒に話すのは最後の授業(引継ぎのとき)

 

それぞれ解説しますね。

 

管理職にはできれば3か月前には伝える

 

  • 公務員の場合は退職の意を表明してもすぐに辞められるわけではない
  • 私立学校・非常勤講師の場合でも代わりの先生を探さなければならない

 

これらの理由により管理職には退職が決まったらすぐに伝えた方がいいです。

 

早いに越したことはないですが、後任探しを考えるとできれば3か月くらい前には伝えておくのが親切です。3月末退職だったら12月くらいですね。

 

非常勤講師の方だったら秋(11月頃)に次年度の面談があると思うので、その時に伝えるとスムーズです。

 

内定が出るのが遅くて1か月前になっちゃったけど、大丈夫ですか?

 

3か月前というのはあくまでも理想の目安です。自治体の規則や学校の内規を確認してみてくださいね。
みずき

 

たとえば、東京都の規則では「退職を希望する10日前までに届け出をするように」となっています。

(退職)
第十四条 職員は退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日の前10日までに、退職願を提出しなければならない

(出典:東京都教育委員会職員服務規程

 

公務員の場合は退職届を出したらすぐにやめられるわけではありません。

公立学校の教員は任命権者(自治体の教育委員会)に退職が承認されないといけない決まりだからです。

 

教育委員会に提出した退職届が受理(処理)するまでのタイムラグがあって時間がかかります。

転職先が決まっている場合は期日までに退職できないと困るので、遅くとも1ヵ月前までには各書類を提出した方がよさそうです。

 

退職したい日までに間に合うのか心配なら教育委員会に問い合わせてみてください。
みずき

 

私立学校の場合は就業規則を確認する

 

私立の場合は民間企業と同じなので遅くて14日前までには辞意を伝えればOKだと解釈できます。弁護士の解説を引用します。

 

具体的な退職手続として民法が定めているのは、「各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」(民法627条1項)という点です。
要するに、労働者は、使用者に対して、 2週間前に通知をすれば退職できるのです 。

なお、就業規則等で2週間より長期間の予告期間を定めているケースについては、この予告期間をどのように考えるのか判例や学説でも考え方は確立していません(2週間以上の予告期間を定めた規定は無効と考える立場も、1ヶ月程度であれば有効であると考える立場もあります)。(引用:Yahoo!仕事カタログ

 

しかし、就業規則で2週間より前に退職を伝えないとダメ!と定めてある場合は、判例がないのでわからないのだそう。

一方で、民法より優先される可能性は低いと主張する弁護士もいます。

 

いずれにしても、辞めることが決まったらすぐに伝える方がトラブルになりにくいです。

 

影響の大きい教職員にはすぐに伝える

 

学年主任、教科主任、一緒にクラスや科目を担当している方には、引継ぎがあるのでできるだけ早く伝えた方がいいです。

 

事務職員の方にも退職が決まったらすぐに伝えましょう。退職に関する各種書類の提出、手続きを間に合わせないといけないからですね。

 

しかし、他の教員には無理に全員に伝えなくても大丈夫。大規模校の場合、あまり関わらない先生も多いですよね。知らせたい方だけでOKです。

 

生徒に退職を伝えるなら最後の授業

 

生徒に話すのは最後の授業(引継ぎのとき)という先生が多いです

 

生徒が大なり小なり混乱しても、翌日からいないとなると影響が最小限に抑えられます(おそらく)。

 

みずき
私の場合は体調不良だったこともあり辞めることも話せませんでした。辞めることを伝えない(伝えられない)方も結構いますね。

 

 

教師の仕事と並行して転職活動をすれば時期を逃さない

教師の仕事と並行して転職活動をすれば時期を逃さない

 

教員からの転職は、転職サイトや各種サポートを無料で行ってくれる転職エージェントを使って行います。

 

教師の仕事と並行して転職活動するときは下記2つに注意しましょう。

  1. 生徒に口外しない
  2. 本業に支障が出ないようにする

 

注意点①生徒に口外しない

 

生徒や保護者に転職活動しているウワサが広がると、日々の仕事がやりにくくなります。

 

「俺たちが嫌だから転職するんでしょ?」「辞める気だから授業が適当だよね」なんて軽口をたたかれたら不本意なので、口外しないのが得策です。

 

注意点②本業に支障が出ないようにする

 

「企業面接を忘れていた!今日は学校を休む!」なんてことのないように、スケジュール管理をしましょう。

 

教員におすすめの転職エージェントを活用すれば企業とのスケジュール調整も行ってくれるので、本業に支障のないペース・日程で転職活動を進められます。

 

教員の転職は時期から逆算して早めに始めよう!

教員の転職は時期から逆算して早めに始めよう。

 

本記事では教員から転職する時期やスケジュール、退職を伝えるタイミングについて解説しました。

 

教員から転職する時期は圧倒的に3月(年度末)が多いですが、年度途中でも手続きを踏めば可能です。

 

余裕をもったスケジュールで転職するために入社時期から逆算して早めに行動していきましょう。

 

転職サイトと並行して、無料で転職サポートを行ってくれる転職エージェントを使えば転職活動の手助けになってくれます。

 

おすすめの転職エージェントは教員の転職には転職エージェントが必須!おすすめ10社を元教員が厳選で詳しく解説しているのでご覧ください。

教員の転職には転職エージェントが必須!おすすめ10社を元教員が厳選
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今回は以上です。

  • この記事を書いた人
みずき

みずき

元高校教員(社会科・非常勤)| 偏差値30~60台までの複数校で7年勤務 | 出産を機に退職 | 教師を辞めたい若手教員の相談経験を活かし、教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します |

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