こんな疑問に答えます
- 教師は楽すぎるって本当?教師になるメリットを教員経験者からリアルに聞いてみたい!
本記事の信頼性
この記事では、教師のメリットの実態を元教員の立場から回答していきます。
本記事の内容
・教師のメリット6つ
・元教員が語る教師のメリットの実態

合わせてデメリットも知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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教師になるのやめとけ!?教師のデメリット7つを元高校教員が暴露
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もくじ
教師のメリット6選【楽すぎる仕事もあるよ】
元教員の立場から見て、教師のメリット6つは下記ですね。
- 楽すぎる仕事がある
- 夏休みがある
- お給料は平均よりも高め
- 公立の教員は解雇されない
- 福利厚生が手厚い
- 生徒に感動させられる
教師のメリット①:楽すぎる仕事がある
正直、ときどきめっちゃ楽に感じる仕事があります。
たとえば、こんな仕事です。
- 落ち着いたクラスの自習監督:個人的に一番楽な仕事
- 試験監督:緊張するしやることあるけど、生徒が基本的に静かだからいい。
- 引率:インターハイ予選の抽選会に行くだけの日もある
- 修学旅行の自由時間:ちょっとした旅行気分
- 芸術鑑賞会などの学校行事:演劇や演奏会を生徒と一緒に見られる

教師のメリット②:夏休みがある
夏休みは有給消化に全集中します(※部活がなければ)。
教員は学期中に有給休暇を取りにくいので、夏休みにまとめて休む人が多いですね。
タイミングが良ければ有休を使って長期で帰省できたり旅行したりと結構自由です。

教師のメリット③:お給料は平均よりも高め
教師は民間の平均よりも高めのお給料がもらえます。
これにはカラクリがあって、教員はもともと残業代込みの給与額になっているからですね。
『給特法』(『公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法』)によって、教員の残業代は一律4%に定められています。
つまり、教員はどんなに残業しようとも支給されるお給料の額に変化はありません。

教師のメリット④:公立の教員は解雇されない
基本的に、公立学校の教員は解雇されません。
公立学校なら一度採用されてしまえば法令に違反しない限り解雇されません。
民間企業のようなリストラがないのは、このご時世では大きな安心材用ですよね。
メモ
私立学校の場合は、民間企業と同じなので管理職や学校の意向によって解雇されることもありえます。
教師のメリット⑤:福利厚生が手厚い
教員は、産休育休の制度や福利厚生は恵まれています。
公立だと最大3年育休を取れるので、子育て中の教員はかなり助かりますよね。
私立も学校によりますが、公立に準じているところが多い印象です。

教師のメリット⑥:生徒に感動させられる
感動できる仕事、それが教師です。
普通に生きてて感動することって少ないけど、教員やってると生徒の小さな変化に嬉しくなって感動する場面が結構たくさんあるんですよね。
ときには直接嬉しいことを言ってくれる生徒もいて、
- 「社会科が好きになりました!」
- 「テストの点があがりました!」
- 「先生のような教師になりたい!」(これを言われて嬉しくない教師はいない)
などなど、こういうときは本当に教師をやっててよかったなぁと思える瞬間ですね。

教師のメリットのリアル【結論:享受できるかは職場しだい】
結論:教師はメリットもあるけど、実際に実現するかは職場環境しだい。
教師のメリットを享受できるかは、学校や担当クラスなどによって大きく変わってきます。
- 楽だと思ってた仕事でも、落ち着かないクラスだと気が抜けない
- 夏休みに有給取ろうと思ったら毎日仕事が入っていた
- とても有給や育休を取れる学校の雰囲気じゃない
学校や職員室の雰囲気によっては、メリットを十分に受け取れないこともありえます。

教師の1番のメリットは生徒と成長できること
「教師が楽すぎる」という声に対しては、思っているほど楽ではないよと言いたいです。
でも、教師が楽しい仕事なのは本当。
生徒の成長に関わることで、一緒に成長できること。これが教師の一番のメリットですね。
今回は以上です。