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常勤講師・非常勤講師をクビになったらどうする?雇い止めされた元教員の体験談

「常勤講師(非常勤講師)はクビになるの?クビになったらどうすればいい?」

常勤講師や非常勤講師として日々奮闘している方でも突然クビを宣告されることがあります。

この記事では常勤講師(非常勤講師)をクビになった場合にどうすべきかを、雇い止めされた元高校非常勤講師が経験談を元に解説します。

常勤講師(非常勤講師)としての働き方を不安に感じている方はぜひご覧ください。

関連:常勤講師・非常勤講師を辞めたいなら転職すべき?

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常勤講師・非常勤講師でクビになる人は実際いる?

常勤講師・非常勤講師でクビになる人は実際いる?

まず、常勤講師や非常勤講師がクビになることは実際あります

常勤講師や非常勤講師は1年契約がほとんどですが、実際には1年で解雇されることは稀でした。

しかし、労働契約法の改正によって状況は一変。

非正規労働者が5年を超えて一つの職場で働くと、労働者側が希望すれば無期限に雇用しなくてはならなくなりました。

そのため、5年を超える前に雇止めする学校が増えてきました


5年を超えたら無期限に教員(講師)を続けられるのでは?と甘い期待をしてはいけません。

講師(とくに非常勤講師)は使い捨てされる可能性が非常に高いです。

私が勤めていた高校では5年越える講師は一斉に雇止めされました。

常勤講師でも実質クビになった同僚もいました(勤務態度の問題もありますが)。

たとえ常勤であっても、臨任や産休・育休の代替、病休代替などは正規教員が復職するまでのつなぎ。

正規の教員が復帰すれば、常勤講師の雇用継続は難しいのが現実です。

非常勤講師をクビになった私の経験談

私が5年ルールを理由に非常勤講師をクビになった(雇止めされた)体験談をお話します。

毎年秋に来年度の契約についての面談があるのですが、先に面談をしていた講師の先生が次々に雇止めを宣告されていきました。

前年までその勤務校では基本的に講師は毎年契約更新されていました。

ですが、十数年も勤めていた先生も一律に雇止め宣告。

面談が終わってから講師室で泣き出す先生や怒る先生がいて現場は混乱していました。

私も面談で「5年ルール(非正規の継続雇用は5年まで)があるので次年度の契約は更新できません」と言われました。

クビにするのは決定しているようで、来年度の就職先を探してくださいと言われました。

このとき、めちゃくちゃ辛かったですね。

ずっと頑張ってきたのに、なぜこんな仕打ちを受けなければならないのかと思いました。

でも、どうすることもできず…。


無職になる選択肢は私の中にはなかったので、他の仕事を探し始めました。


幸いにも私の場合は1ヵ月ほどで次の就職先(高校の非常勤講師)が決まりました。

でも、いきなり無職・無収入だけは絶対に避けたかったので、他の仕事に転職することも考えていました。

>>教員辞めたいなら転職も考えて|私が高校教師を辞めた理由

常勤講師・非常勤講師をクビになったらどうする?【2択】

「常勤講師・非常勤講師をクビになったときにどうするか」ですが、結論は下記2択です。

常勤講師・非常勤講師をクビになった場合の選択肢

  1. 他校に再就職し、教員を続ける
  2. 講師をやめて転職する


それぞれ解説していきます。

①他校に再就職し、教員を続ける

講師をクビになった場合の選択肢1つ目は、他の学校を探して就職し、教員として働き続けることです。

私は秋に来年度の雇止めを宣告されたので、そこから就活開始。

冬に他校(私立高校)の採用試験を受けて合格しました。

かなりスムーズに採用が決まったので、講師経験のポイントが高かったのかなと個人的には思います。

ただし、秋以降に募集している教員の仕事はほとんどが講師(しかも常勤少なめで非常勤が多い)です。

また講師の生活が続き、数年後にはまたクビになるという無限ループにハマる可能性も捨てきれません。

他の仕事に少しでも興味があるなら転職活動をしてみてもいいと思います。


②講師をやめて転職する

講師をクビになった場合の選択肢2つ目は、講師以外の仕事に転職することです。

リクルートエージェントで面談してもらったときに聞いたのですが、実は転職活動を始めてから1~2か月の短期で転職先が決まる方がほとんどなのだそう。


多くの講師は秋の個人面談で来年度の雇用継続の可否がわかります。

つまり、契約更新ができないとわかった時点で転職活動を始めても間に合います

むしろ、タイミング的には3月末の退職・4月入社というベストタイミングになる可能性が高いです。

>>教員の転職にベストな時期・スケジュール・伝えるタイミング

教員の転職事情は年代ごとに難易度が変わってきます(詳しくは教員は潰しが効かないって本当?転職が難しい理由と対策、狙える転職先で解説しています)。

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常勤講師・非常勤講師をクビになっても終わりじゃないから大丈夫

常勤講師や非常勤講師をクビになると自分の力量や人格のすべてが否定された気になるかもしれません。

でも、講師をクビになっても終わりじゃないです。

新しい学校で教員を続けるのも正解だし、転職先でもっとやりがいのある楽しい仕事に出会えることもあります。

講師であり続ける限り、クビになる可能性はあります。

安定を求めるならば、

  • 教員採用試験に合格して正規教員になる
  • 私立の専任の試験に受かるか
  • 転職して正社員になる

しかありません。

教員の転職活動の流れは教員から転職する流れ・転職活動のスケジュールをご覧ください。

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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