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教員を年度途中で辞めるのはアリ?円満退職できた元教師がポイントを解説

教員を年度途中で辞めるのはアリ?円満退職できた元教師がポイントを解説

「教員を年度途中で辞めると迷惑がかかる、無責任」と思っていませんか?

みずき

私は年度途中で教員を退職しましたが、「管理職や同僚教員に迷惑がかかるのでは」「生徒にどう思われるか」など、不安でいっぱいでした。

でも、結果的には引継ぎの先生も見つかり、引き止めに遭うこともなく円満に退職することができました。

この記事では、やむを得ず年度途中で教員を辞めたい方に向けて、

  • 年度途中で退職した私の経験談
  • 年度途中で教員を辞めるときの注意点
  • 円満退職するための3つのポイント

上記を徹底解説します。
ポイントを押さえればできる限り迷惑をかけず、円満に中途退職することも可能です。よかったら参考にしてください。

タップできる目次

私が教員(講師)を年度途中で辞めたときの経験談

私が教員(講師)を年度途中で辞めたときの経験談

はじめに、私が教員(講師)を年度途中でどのように退職したのかをお話しますね。

教員を辞めた理由は妊娠による体調不良

まず、私が教員を辞めた理由は妊娠したからです。

正確に言うと、妊娠後の体調不良(重度のつわりと切迫早産)によって勤務継続が困難になり辞めました。

当時の私は高校の非常勤講師で週に20時間弱の授業を担当していました。

つわりが始まってからは授業の合間に休憩室で横たわり、授業前後でトイレへGOしながら仕事をこなす毎日。

何とか授業をこなしていましたが、そのうちに試験監督で座っているのも困難になってしまい、病院でも入院一歩手前の状態にまで悪化してしまいました。

妊婦検診でも重症妊娠悪阻との診断されたため、有休を使って1ヵ月ほどお休みをさせていただくことに。

みずき

お休みをもらうときにも申し訳なくて、同じ教科の先生に頭さげながら事情を説明して回りました。

しかし、結果としてその間につわりが軽くなることはありませんでした。

むしろ、追い打ちをかけるように切迫早産気味との診断まで受ける始末。
自宅安静の指示を受け、「これは、もう学校の先生ムリだわ・・」となってやむなく退職することになりました。

関連記事高校教師辞めたい!私が非常勤講師を辞めた理由

講師でも「やむを得ない理由」なら年度途中で退職可能

非常勤講師だったので年度途中の退職となると、雇用契約途中での退職(=契約違反)になります。

しかし、詳しくは後述しますが、妊娠による体調不良は「やむを得ない事情」なのでトラブルに発展することはありませんでした

(退職する場合)期間雇用の場合は「やむをえない事由」が必要です。なければ損害賠償の対象となりえます。ただ、実際は即時退職も不可能ではないです(同じく、もめるので避けたいところですが・・・)。

弁護士相談ドットコム

基本的に講師(常勤・非常勤)は1年契約なので、年度途中で辞めるときには注意してください。

円満に退職できたのは理解のある職場だったことも大きいと思います。妊娠が理由なので無理な引き止めも一切ありませんでした

みずき

迷惑だと思いましたが、非常勤だったので教員を辞めるしか選択肢がありませんでした。正規採用や民間企業の正社員だったら、在職したまま妊娠継続できたのかなと思うときもあります。

年度途中の退職手続きについて

退職の手続きについては、非常勤講師の先輩女性教員(妊娠で退職した経験がある方)に相談していろいろと聞きました。

あくまでも私の場合ですが、

  1. まずは、管理職(私の場合は教務主任)に相談して後任の先生を探してもらうお願いをした
  2. 次に、退職することを管理職(教頭・校長)、教科主任、担任に報告
  3. 並行して、事務室で退職に関する書類をもらって提出

という流れで進めていきました。

最初に相談する管理職は、関係性ができている先生がいいと思います。何かあったときに味方になってもらえます。

中途退職をよく思わない方もいたと思いますが、私の場合は教務主任の方が大変な人格者だったのでいろいろとご配慮いただいて助かりました。

みずき

こちらに一切の手間をかけないで、「心配しないで休んでください」と言ってくださり、感謝しかないです…。

あとは、担任の先生とも相談しましたが、混乱するので生徒には辞めることを言わないでおこうという結論になりました。

退職前後のお給料について

休んでた一か月のうち有給が使えたものも含めてお給料が入りました。

ほぼ満額に近いくらい入っていたと思います。

非常勤講師だったので退職金はナシです。

引継ぎの先生を自分で探さなくても大丈夫

年度途中で辞めるときに、自分の後任の先生は探さなくても大丈夫です。

欠員が出たときには、公務員だったら教育委員会、私立の場合は管理職の方が後任を探してくれます。

ただし私立の場合ですが、昨今は教員不足で後任の先生がなかなか見つからないようなので、もしツテがあるのなら推薦してもいいかもしれません。

年度途中で教員を辞めるときの注意点・円満退職のポイント

年度途中で教員を辞めるときの注意点・円満退職のポイント

次に、年度途中で辞めるときの注意点と合わせて円満退職のためのポイントをお話しますね。

円満に中途退職するための3つのポイント

  1. 中途退職する「やむを得ない理由」を真摯に説明する
  2. 引継ぎの資料作りや顔合わせは丁寧に行う
  3. 遅くとも1ヵ月前までに退職の意を伝える

それぞれ解説していきます。

①中途退職する「やむを得ない事情」を真摯に説明する

年度途中で辞めるのってハッキリ言って周りには迷惑でしかありません。

後任の先生が見つかるまでは管理職や同じ学年・教科担当の先生が授業を回すことになるからです。もちろん生徒だって混乱します。

そのため、人に迷惑をかけても辞めなければならない「やむを得ない理由」をキチンと説明することが円満退職のポイントになります。

繰り返しますが、そもそも講師(常勤・非常勤)の先生に関しては、契約期間の定めがあるので「やむを得ない理由」がないと退職できません

講師の先生は注意!

  • 雇用契約して1年たっていない場合、「やむを得ない事情」以外で退職すると損害賠償などのトラブルになりかねない
  • (3年契約だった場合に2年目で辞めたいなど)雇用契約して1年以上たっている場合は、いつでも退職できる
【参考】契約期間の途中で退職できる?(弁護士の解説)

注意しなければならないのは、労働契約に契約期間の定めがある場合です。その場合、契約期間満了時に退職するのであれば、問題ありません。悩ましいのは、契約期間の途中で退職したい場合です。 この場合、民法628条は退職には「やむを得ない事由」が必要であるとしています。問題は、どういったケースで「やむを得ない事由」が認められるのかということです 。 例えば、よくトラブルがある学生アルバイトの場合、就労を続けることで本業である学業に支障が出るような事情があれば、使用者は学生であることを把握して採用しているのですから、「やむを得ない事由」が認められると考えられます。 また、契約期間の初日から1年を経過していれば、労働者はいつでも退職できるとされているため(労基法137条)(※3)、こういったケースでは自由に退職できますので、この点もご注意下さい。

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講師は基本的に1年ごとの契約更新なので、年度途中で退職するときには「やむを得ない理由」が必要だと考えられます

「やむを得ない理由」とは、私の場合で言えば「妊娠による体調不良で勤務継続困難」などですね。

ただ私の周りのケースだと、無断で辞めた人も年度途中で他に転職した人も裁判や損害賠償などのトラブルにはなっていません。辞める時に管理職に苦言を受けたくらいですね。

ちなみに、雇用期間の定めがない先生(正規採用や専任教諭)は年度途中でも契約違反にはなりません。

【弁護士の解説】

具体的な退職手続として民法が定めているのは、「各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」(民法627条1項)という点です。 要するに、労働者は、使用者に対して、 2週間前に通知をすれば退職できるのです 。

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②引継ぎの資料作りや顔合わせを丁寧に行う

後任の先生が見つかったら引き継ぎをできるだけ丁寧に行いましょう

引継ぎは成績などの資料(データ)を渡すだけではなく、できれば直接顔を合わせてお話する方が望ましいです。

引継ぎ時に伝えたいこと

  • 成績関係の資料(データ)
  • 気になる生徒への対応のコツ(注意してること)
  • 学級の雰囲気
  • どのようなことに気をつけて指導してきたかなど

上記を資料を渡しながら打ち合わせした方が後任の先生が安心できます。

途中から学級に入る後任の先生はただでさえ大変です。引継ぎが不十分だと後々トラブルにつながります

退職後に出校する必要がないよう、お互いのためにできる限り丁寧に行いましょう。

③遅くとも1ヵ月前までに退職の意を伝える

管理職に退職を伝える時期はできれば3か月前、遅くとも1ヵ月前が目安です

東京都の場合だと、「特別の理由がある場合を除き、退職日の10日前までに申し出ること(東京都教育委員会職員服務規程)」とあります。

ですが、公務員は退職の意を伝えても任命権者(教育委員会)が承認しないと辞められません

ギリギリだと退職したい日に間に合わないので注意してくださいね。

関連記事教員が転職を伝える時期・タイミング・スケジュール

年度途中の退職を切り出す勇気が出ない、パワハラを受けているという方は退職代行を使うという手もあります(公務員でも利用可)。
>>教員におすすめの退職代行

教員が年度途中で辞めるのは迷惑だけど気にし過ぎない方がいい

教員が年度途中で辞めるのは迷惑だけど気にし過ぎない方がいい

教員の年度途中の退職はやむを得ない事情ならアリです(しょうがない)。

中途退職の手続きは、下記のように進みます。

中途退職の手続き

  1. 管理職(教務主任、教頭、校長)に相談
  2. 事務や教育委員会に退職関係の書類を提出
  3. 教科の先生や担任の先生などに報告
  4. 後任の先生と打ち合わせ(引継ぎ)

年度途中で円満退職するには、できる限り引き継ぎの先生や管理職、同僚教員の負担を減らしておくのが大事です。

円満退職の3つのポイント

  1. やむを得ない事情を説明する(お世話になったお礼も忘れずに伝える)
  2. 後任の先生との引き継ぎを丁寧に行う(資料づくり・打ち合わせ)
  3. 退職の意を伝えるのは余裕をもって行う(遅くとも1ヵ月前までに)

年度途中で辞めるのは周りに申し訳ない気持ちがありますよね。

ですが、やむを得ない事情を話し、やるべきことを誠実に行えば円満に退職することもできます

案外1人いなくなっても仕事は回るようになっているものです(普通の企業ならば)。

どうしても辞めざるを得ないときには、気にし過ぎないようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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