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教員は夏休みに退職できる?メリット・デメリットを元教師が経験談を元に解説

教員は夏休みに退職できる?メリット・デメリットを元教師が経験談を元に解説

教員が夏休みで退職するのはアリか、メリット・デメリットを含めて元教師が解説します。

結論、教員が夏休みに退職するのはアリです。

実際、夏休みに退職する教員はかなりいます。私の勤務校では毎年2~4人が辞めていました。

夏休みに転職活動をして内定獲得、夏休み中に有休を消化して辞めるという流れで退職する先生が多かったです。

教員を夏休みで退職するメリット・デメリットや退職する前にやるべきことを紹介するので、夏休みに教員を退職したい先生はぜひ参考にしてください。

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教員が夏休みに退職するのはアリ

「教員が夏休みに退職するのはアリなのか?」を経験と法律を元に解説します。

教員が夏休みに退職するのが「アリ」の理由

夏休みに退職する先生は実際かなりいる

私はいわゆる教育困難校の勤務が長かったのですが、夏休みで退職する先生は毎年必ず2~4人いました。

しかも、進学校に勤めていたときも夏休みで辞めた先生がいました。

つまり、教員が夏休みに退職するのは決して珍しいことではありません。割とよくある話です。

教員の夏休み中の退職、法律上は問題ない

東京都の規約を見ると、職員は10日前までに退職願を提出すれば辞められることになっています。

夏休み中に退職したい先生は、余裕を持って管理職に退職の意を伝えましょう。

(退職)
第十四条 職員は退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日の前10日までに、退職願を提出しなければならない

東京都教育委員会職員服務規程

私立学校の先生は各学校の規定を一度確認してみてください。

また、講師の先生は契約の期間が決まっている雇用ですが「やむを得ない事情」があれば退職できます

詳しくは教員を年度途中で辞めるのはアリ?円満退職できた元教師がポイントを解説で書いているのでよかったらご覧ください。

教員が夏休みで退職するメリット

教員が夏休みに退職するメリットを解説します。

教員が夏休みに退職するメリット

  1. 代わりの先生が見つかりやすい
  2. 転職活動の時間が取れる
  3. 生徒と顔を合わせずに退職できる
  4. 有給消化中に退職できる
  5. 夏休み(7~8月)は求人が多い
  6. ボーナス支給後なので未練が少ない

①代わりの先生が見つかりやすい

管理職に夏休みに退職することを伝えれば、後任の先生を探す余裕があります(他の期間と比較してですが)。

学期の途中に辞めるよりは、管理職の負担は少ないです。

後任の先生に引継ぎするときも夏休み中ならばお互いに時間の余裕があります。

②転職活動の時間が取れる

夏休みを逃すと長い2学期が始まり、冬休みまでの4カ月間ノンストップで働くことになります。

学期途中に退職するとなると、転職活動をしながら退職の手続きをするのはかなり大変です。

冬休みは年末年始で各種転職サービスが休みになることもあり、思い通りの活動ができない可能性もあります。

少しでも転職を考えている方は転職活動の時間が取れる夏休み中に行動を起こすことが大事です。

転職活動は元教員が教える転職エージェントおすすめ10選で紹介している転職エージェントに頼るのがおすすめです。

③生徒と顔を合わせずに退職できる

夏休み中に退職すれば生徒に挨拶せずに辞められます。

児童生徒に会わせる顔がない、むしろ会いたくない、と思うほど追い詰められている先生は夏休み中の退職がベターです。

④有給消化中に退職できる

夏休み中なら有休消化しながら辞められます。

そもそも夏休みに有休を使う先生が多いですので不自然ではありませんし、有給消化しながら転職活動や退職の準備を進められます。

⑤夏休み(7~8月)は求人が多い

夏休みは求人数が増える時期です。

下半期が始まる10月から新たに採用したい企業や、ボーナス支給後に退職した社員の補充などが行われるからですね。(参考:求人数が増加するのは2〜3月と、8〜9月|マイナビ転職

新たな採用ニーズが生まれて採用活動が盛り上がるので、普段見られない求人情報に出会える可能性が高くなります。

⑥ボーナス支給後なので未練が少ない

夏休みは6月のボーナスをもらった直後なので未練少なく辞められます。

10月や11月に退職するとあと2か月経てばもらえたはずのボーナス額を思い出して後悔するかもしれません。

6月の賞与支給後に退職する人は教員以外にも多いですね。

教員が夏休みで退職するデメリット

教員が夏休みに退職するデメリットを解説します。

教員が夏休みに退職するデメリット

  1. 露骨に嫌な顔をされる可能性がある
  2. 引き止められる可能性がある
  3. 4月入社より求人は少ない

①露骨に嫌な顔をされる可能性がある

年度途中の退職になるので管理職に嫌がられるのは間違いありません。

管理職は2学期までに代わりの先生を探さなければならず、もし見つからなかったら管理職自らが授業や担任をすることもあるからです。

退職理由が体調不良や家庭の事情などやむを得ないものだとしても、内心穏やかではないでしょうね。

私が年度途中で退職するときも教頭先生にだけちょっと嫌な顔されました(他の先生は大丈夫でしたが)。

②引き止められる可能性がある

年度途中の退職は管理職の負担が大きいので、引き止められる可能性があります。

酷い職場だと「代わりの先生を見つけるまで続けろ」と言われたり、「無責任、ありえない」と罵倒されることもあります。

管理職と顔を合わせずに退職したい方は退職代行という手段もあるので検討してみてください。教員(公務員・私立・講師)問わず利用できます。

>>教員が退職代行を使う注意点・おすすめ業者4選

③4月入社より求人は少ない

就職・転職においては4月入社の求人がもっとも多いです。

夏休み中に転職活動して秋から入社となると、4月入社よりは求人が少なくなるのはデメリットですね。

教員を夏休みに退職する前にやるべきこと

教員を夏休みに退職する前にやるべきことをまとめました。

教員が夏休みに退職する前にやるべきこと

3月まで続けられないか考える

夏休み中の退職は管理職からの圧がきつくなったり4月入社の求人数よりは少なくなるデメリットがあります。

できることなら年度末の3月まで続けられないか考えてみましょう。

やはり教員の退職は3月末がもっともスムーズです。

ただし、4月入社を目指すとなると教師の仕事をこなしつつ転職活動をする必要があります。

3月末の退職に決めた場合も、転職活動自体は夏休みのうちに開始した方がいいでしょう。

関連教員から転職する流れ・転職活動のスケジュール

休職という選択肢も考える

「2学期に学校に行きたくない、もう限界で仕事ができない」という方は休職という選択肢も考えてみてください。

長期で休めば心身が回復して辞めずに済むこともあります。

関連教員の休職|手続きの流れやデメリットを徹底解説

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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