教師の転職

教員からの転職が難しい理由と対策を元教師が解説

2020年9月17日

教師からの転職が難しい理由と対策を元教員が解説

 

この記事では、教員の転職が難しい理由と対策について、元教師が解説します

 

こんな方におすすめ

  • 「教師の転職は難しい」と言われる理由が知りたい。
  • 教員の転職を成功させるための対策を教えて欲しい。

 

 

元教員の私(みずき)が、教師から転職した同僚教員からの情報・意見も踏まえて書いています。

 

 

本記事の内容

  • 教員の転職が難しい理由は7つ
  • 転職で活かせる6つの教員スキル
  • 教員の転職を成功させる4つのポイント

 

教員の転職が難しい理由から対策が5分でわかります。

 

教員の転職が難しい理由は7つ

教師の転職は難しい?転職が難航する3つの理由

 

教師の転職は難しいと世間ではよく言われますよね。

 

教員の転職が難しい理由としては、下記7つが挙げられます。

 

  1. 民間で即戦力となるスキルに乏しい(と見なされがち)
  2. 転職すると今よりも年収が下がる可能性が高い
  3. 多忙で転職活動する時間がない
  4. 「元教員は偉そうで使いにくい」と思われがち
  5. ビジネス感覚・コスト意識が低い
  6. 仕事の実績や成果を客観的にアピールしづらい
  7. 転職ノウハウに疎い

 

それぞれ解説していきますね。

 

 

①教員は民間で即戦力となるスキルに乏しい(と見なされがち)

 

教師は民間で即戦力とならないという見方をされがちです。

 

たとえば、民間企業で働くレベルの

  • 最低限のパソコン知識
  • ビジネスマナー
  • 身だしなみ

 

などを意識して仕事してる人が少ないからですね。

 

電話対応や正しい名刺交換、ビジネスメールのやり方がわからないと最初は覚えることばかり。

 

採用側からすると「教師は民間企業で通用する人が少ない」という認識が強いようです。

 

 

②教師から転職すると今よりも年収が下がる可能性が高い

 

教師から転職すると年収が下がることが予想されるので、結果として応募できる求人数が限られてしまいます。

 

年収が下がってもいいならいいですが、教師の給料を超える民間企業の求人だけを狙っていくとなかなか採用までたどり着かないことも。

 

みずき
「自分は何を大事にして働きたいのか」を軸に考えると、求人の幅が広がってきますよ。

 

 

③教師は転職活動する時間がない

 

多忙な教師は転職活動にかける時間がありません。

 

長期休みや放課後、たまの休日くらいしか転職活動できないので、どうしても転職が難しくなります。

 

しかも、転職活動という理由では、有給休暇を取りにくいですよね。

 

 

④「元教員は偉そうで使いにくい」と思われがち

 

教員って気づかないうちに偉そうな態度を取ってしまうことがあります。

 

教師は生徒相手に指導する仕事。

 

でも、民間企業で働いたら顧客の理不尽な要求を受け入れるしかないこともあります。

 

評判を落とさないために、営業先から嫌味を言われても我慢することも。

 

企業側としては、元教師が顧客に頭を下げられるか・偉そうな態度が表に出ないか心配になってしまいます。

 

 

⑤教員はビジネス感覚・コスト意識が低い

 

当たり前ですが、民間企業では利益を上げることが求められます。

 

  • 配布しなくてもいい資料をコピー機で刷る
  • 高額教材を買う

 

学校では生徒のためであれば許されたことでも、民間企業ではコスト面も考慮して取捨選択しなけれなりません。

 

みずき
利益第一ではないけれど、一つ一つの行為にコスト意識が求められるのが民間企業です。学校現場にも必要な感覚ですが、まだまだ疎い人が多いですよね。

 

 

⑥仕事の実績や成果を客観的にアピールしづらい

 

教員は採用面接のときに自分の強みをアピールしづらいです。

 

教師の仕事はすぐに成果がでるものではないからですね。

 

いわば生徒の将来のための「種まき」を仕事としているので、目に見える成果を示しづらいです。

 

逆に言えば、自分の強みを分析して企業で活かせるスキル(できること)を提示できれば、転職は可能です。

 

※転職エージェントの面談では自分の強みを客観的に分析してもらえますよ。

教師の転職には転職エージェントが不可欠!おすすめ5つを元教員が厳選
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⑦教員は転職ノウハウに疎い

 

教員は転職ノウハウに疎い。

 

教員の多くは学生のときに就活をしておらず、エントリーシートや履歴書の書き方、面接対策のやり方を知りません。

 

結果として採用に至らず、転職が難しくなってしまうんですね。

 

転職を成功させるには、転職ノウハウを自分で調べる・教えてもらう必要があります。

 

 

 

教員の6つのスキルを活かせば難しい転職も乗り切れる

教師の6つのスキルを活かせば難しい転職も乗り切れる

 

自分の強みがわからない人のために、転職に活かせる教師のスキル6選を下記にあげてみました。

 

  1. ストレスマネジメント能力
  2. どんな仕事にもまじめに取り組む姿勢
  3. わかりやすく伝える力
  4. 一人一人に向き合おうとする姿勢⇒営業に活かせる
  5. 集団を統率する能力
  6. 子どもと同じ目線で話ができる

 

 

①ストレスマネジメント能力

 

対人ストレスの大きい学校現場で身につくのが、ストレスマネジメント能力です。

 

ストレスマネジメントとは、ストレスに対処し、上部につき合っていくための方法・考え方のこと。

 

やんちゃな生徒にも負けず、感情を爆発させずに叱る(指導する)中で、知らず知らずのうちに身についているはずです。

 

どんな仕事にもストレスはつきもの。

 

ストレスと上手に付き合っていく力は転職先でも活かせるスキルと言えます。

 

みずき
荒れた学校で勤務経験がある方は、どこに行ってもやってけますよ!(それ以上に酷い労働環境はめったにないので)

 

 

②どんな仕事にもまじめに取り組む姿勢

 

まじめに仕事に取り組むのは、社会人としての最低限の能力。

 

教員は時間に遅れず、約束を守り、コツコツと努力を積み上げられる人が大半です。

 

直接的なアピールにはなりませんが、学校現場以外でも通用する立派な力ですよ。

 

 

③わかりやすく伝える力

 

情報を整理してわかりやすく伝えられるのは、教員ならでは。

 

企画のプレゼンや新商品の売り込みなどで活かせます。

 

みずき
教師はパワーポイントなどで資料をつくったり、学級通信を作成したりと資料作りの経験も豊富。人前で話すことも慣れているので、プレゼンも大丈夫そうですよね。

 

 

④一人一人に向き合おうとする姿勢

 

生徒一人一人に真摯に向き合う姿勢は営業で活かせます。

 

営業職では、顧客に必要なもの・求めているものを考えて提案できれば大きな力になります。

 

みずき
営業はノルマが厳しいイメージがありますが、企業によります。

 

営業職は顧客との信頼関係が大事な仕事でもあるので、教員には向いている職種だと思いますよ

 

 

⑤集団を統率する能力

 

教師は集団を率いる力に長けています。

 

多感・多様な子どもたちを励まし、時には厳しくしながらあるべき姿に導いていくのは、普通の人ではできません。

 

集団・組織のマネジメント能力は、とくに管理職になったときに活かせる能力ですね。

 

 

⑥子どもと同じ目線で話ができる

 

子どもと同じ目線で話ができるのは、教育業界への転職で活かせるスキル。

 

学習塾やプロ家庭教師など、直接子どもと関わる職種への転職でアピールできます。

 

みずき
教育業界への転職だと教員のスキルを活かしやすいです。子どもに教えることが嫌になってなければ検討の余地ありですね。

 

 

 

教員の転職を成功させるポイントは4つ

教師の転職を成功させるポイントは4つ

教師の転職を成功させるポイントは下記4つです。

 

  1. 転職理由を明確にしてから転職先を選ぶ
  2. 転職を決めたら早めに行動する
  3. 転職エージェントを使う(求人紹介・転職サポートを受ける)
  4. 転職サイトも併用する(自分でも求人を調べてみる)

 

 

ポイント①:転職理由を明確にしてから転職先を選ぶこと

 

転職後に同じ過ちを繰り返さないために、教師から転職する理由を明確にしましょう。

 

たとえば、

  • 「教師は仕事のわりに給料が低いから、残業代が出る仕事につきたい。」
  • 「教師は休日がなさすぎる。年間休日の多い企業がいい。」
  • 「子どもと接するのに疲れた。あまり人と話さない仕事に就きたい。」

 

などなど、優先させたい条件を決めてから転職先を探すとミスマッチが少ないです。

 

教師の転職先については、【教員から転職】成功のコツ・年代別の転職事情・転職先を元教員が解説で詳しく解説しています。

 

 

ポイント②:転職を決めたら早めに行動すること

 

転職を決めたら、とにかく早めに行動しましょう。

 

理由は下記2つ。

 

  • 年齢が高くなるほど転職が難しくなる
  • 年度終わりのタイミングで転職するなら、早めに内定を得ておきたい

 

 

一般的に異業種への転職は30代に入ると難しくなってきます。

 

また、教員の場合は年度途中で転職することが難しいため、4月入社を目指すなら12~2月には転職活動を始めるのが望ましいです。

 

【決定版】教師の転職活動のやり方!開始時期・スケジュール・方法・注意点を解説
教員の転職にベストな時期・スケジュール・伝えるタイミングを元教員が解説

続きを見る

 

タイミングを逃してしまうと、いつまでたっても転職できません。

 

転職を決めたらとにかく早めに行動するようにしましょう。

 

 

ポイント③:転職エージェントを使うこと

 

転職エージェントとは、求人紹介や転職サポートを無料で提供してくれるサービスです。

 

たとえば、

 

  • 履歴書や職務経歴書の指導・添削
  • 企業情報の提供
  • 転職希望者の強み(アピールポイント)の診断
  • 模擬面接などの面接対策

 

上記のサービスを無料で提供してくれます。

 

※無料の理由は、採用が決まると企業からエージェントに紹介料が支払われる仕組みだから。

 

みずき
転職活動の悩みを相談でき、スケジュール調整も行ってくれるので、就職・転職に不慣れな教員は利用すると便利ですよ。

 

転職エージェントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

教師の転職には転職エージェントが不可欠!おすすめ5つを元教員が厳選
教員の転職には転職エージェントが必須!おすすめ10社を元教員が厳選

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ポイント④:転職サイトも併用すること

 

転職エージェントだけでなく、転職サイトにも登録して自分でも求人を調べてみましょう。

 

転職エージェントはとても便利ですが、紹介された求人にしか応募できないのがデメリット。

 

選択肢を広げるために、転職サイトに登録して自分でも求人を探す・応募してみるといいですよ

 

みずき
気になった求人を転職エージェントに相談してみたら紹介してもらえた、という人もいました。

 

転職サイトはリクナビNEXT(求人数豊富・登録しておくと企業からスカウトが来る可能性もある)がおすすめです。

 

転職サイトについては、教員が転職サイトを使うべき理由を元教師が解説【転職しなくてもOK】で詳しく解説しています。

 

 

教師の転職は適切に行動すれば難しくない

まとめ:正しいやり方をすれば教師の転職は難しくない

 

教師の転職は難しい面もありますが、適切に行動すれば転職できます。

 

最後に、本記事の内容をおさらいしますね。

 

教師の転職を成功させるポイント4つ

  1. 転職理由を明確にしてから転職先を選ぶ
  2. 転職を決めたら早めに行動する
  3. 転職エージェントを使う(求人紹介・転職サポートを受ける)
  4. 転職サイトも併用する(自分でも求人を調べてみる)

 

転職サイトや転職エージェントを適切に利用して転職活動をしていきましょう。

 

おすすめ転職エージェント

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おすすめ転職サイト

リクナビNEXT(求人数豊富・登録しておくと企業からスカウトが来る可能性もある)

 

転職活動のやり方

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早めの行動を心がけて適切に転職活動すれば、教師からの転職は難しくないですよ。

【教員から転職】成功のコツ・年代別の転職事情・転職先を元教員が解説

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今回は以上です。

  • この記事を書いた人
みずき

みずき

元高校教師(社会科)| 偏差値30~60台までの複数校で7年勤務 | 出産を機に退職 | 生徒がわかる・おもしろい授業作り | 教職ノウハウ・マインド、教師の婚活・転職、生活改善の情報を発信 |

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