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養護教諭からの転職体験談|小学校女性教員が一般企業へ

養護教諭からの転職体験談|小学校女性教員が一般企業へ

24歳養護教諭から一般企業(就労支援施設)に転職した小学校教員のちはる先生の転職体験談を紹介します。

ちはる先生の経歴(プロフィール)

  • お名前(仮名):ちはる(女性)
  • 転職時の年齢::24歳
  • 公立小学校・特別支援学級(養護教諭)の非常勤講師(2年)
  • 転職先:民間の就労支援施設
  • 転職活動を始めてから実際に退職するまでの期間:1ヵ月

ちはるです。短大を卒業後に非常勤の養護教諭として採用され、小学校の特別支援学級を担当されていました。

その後、20代で民間の就労支援施設へ転職成功。若くして転職を考えた経緯や転職後の生活について、お話を伺いました。

転職を考えている20代教員の方、養護教諭からの転職を考えている方、特別支援学級の先生はぜひお読みください。

関連:元教員の転職体験談まとめ

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養護教諭から一般企業への転職を決意するまで

養護教諭から一般企業への転職を決意するまで
みずき

はじめに、養護教諭を目指した理由や在職中に印象深かったエピソードを伺いました。

養護教諭を目指したきっかけや在職中の思い出

幼い頃から面倒見が良く、人のお世話をすることが好きでした。

高校生のときに出会った養護教諭に、自身の交友関係について相談にのってもらったことがきっかけで、養護教諭を目指すことに決めました。

教員時代の思い出(よかったことやつらかったこと)は何ですか?

よかったことは、支援学級を受け持つことになり、1年生から6年生まで、全学年の児童と触れ合う機会が多くあったことです。

支援学級には約30名の児童が在籍していたため、毎日のように全学年の普通学級に足を運んでいました。

そのため児童に顔が多く知れ渡り、学校のどこにいても「先生!」と声をかけてもらえることが嬉しかったです。

つらかったことですが、私は短期大学の2年間で養護教諭の資格を取得し、非常勤講師として勤務することに決まりました。

そのため、一緒に働く先生方の多くは4年制大学を卒業されていたので短期大学卒業という学歴によって、保護者の方からの信頼を得ることが難しかったことですね。

児童から見ればどの先生も変わりないものの、保護者の方は「先生」としての経験値を気にされます。

いかにして信用を得るか、毎日の児童との触れ合いを大切にしながら、保護者の方との関係性も築けるようにと気を付けていました。

養護教諭から転職しようと思った理由

支援学級には様々な障がいを持つ子どもたちがいました。もちろん1人1人その個性は違っています。

たくさんいる児童たちと毎日を過ごし、私の中である疑問が生まれました。それは「この子たちの将来は一体どうなるのだろうか」というものです。

今は家に保護者の方がおられ、学校に登校すれば先生がいます。

しかし大人になって自分で生きていく日は必ずやってくるのです。

その将来、自分で働いてお金を稼ぎ、自分で身の回りのことをこなし、生きていくことができるのだろうか。私は自分の目で確かめたいと思いました。

「障がいを持っている大人の方々を知りたい。」どのようにして生きられているのか知り、今自分が関わっている児童が安心して大人へと成長できる環境を作りたいと考えました。これが転職を決めた理由です。

転職活動自体が新鮮で楽しかった

転職活動をするにあたって、活動そのものが新鮮でなりませんでした。

と言うのも、学生時代は教員採用試験に向けての対策こそが就職活動に値するものであったため、自ら求人情報を探したり、履歴書や職務経歴書を作成したりと、全てが初めての経験でした。

ちはる先生が実際に使った教員の職務経歴書サンプル(書き方も解説)

人によっては、この慣れない活動が負担に感じるかもしれませんが、私自身好奇心旺盛な性格ゆえに、楽しんで行うことができました。

また、障がい者の就労支援施設に転職しようと的を絞っていたため、教員として障がい児に関わった経験を面接でもそのままに活かすことができ、採用担当者の方からも興味関心を持っていただけることが多かったように思います。

みずき

転職活動で苦労したことはありますか?

私自身の背格好が小柄であったため、大人の障がい者の方を対象とした就労支援施設では、「多少の介助もありますが大丈夫ですか」と、採用担当の方から、力量に不安を持たれることがありました。

身内には「公務員の方が安定しているのに」と、雇用形態を心配されることもありました。

関連記事教員から民間企業に転職する方法を経験者の元教員が解説

小学校養護教諭から一般企業(就労支援施設)へ転職

小学校養護教諭から一般企業(就労支援施設)へ転職
みずき

次に、就労支援施設を中心に転職活動した理由や内定獲得についてお話頂きました。

 就労支援施設への転職を選んだ理由

障がいを持つ子どもたちが、将来どのようにして生きていくのか。

これを知ることこそが転職の目的だったため、障がい者の方々が働く就労支援施設を選びました。

地元の求人誌で見つけた求人に応募

私は転職サイトには登録することなく、タウンワークで見つけた求人に応募し、転職先を決めました

まだ就労支援施設が今ほどに多くあらず、限られた数しかなかったため、選択肢は少なかったです。

今であればリクナビNEXTなどの転職サイトに登録し、数多くの中から本当に自分に適した転職先を絞ることをおすすめしたいです。

教員からの転職成功者のほとんどが利用していたのはリクナビNEXTと転職サポートありのリクルートエージェントです(当サイト独自調査)。
詳しくは教員におすすめの転職サイト・転職エージェントで紹介しています。

養護教諭から一般企業へ転職した後の働き方・休日・年収の変化

養護教諭から一般企業へ転職した後の働き方・休日・年収の変化

勤務時間に関しては、朝7時半から夕方18時まで働いていた教職員時代よりも短くなり、朝9時に出勤し夕方18時の退社でした。

しかし、土日祝の固定休と夏休み・冬休み・春休みという長期休暇がある教職員とは違って、土曜日も出勤することが多くあったため、実際のところの勤務時間は変わりないように思います。

年収もほとんど変わらず、雇用も安定していました。

養護教諭から転職して「後悔したことは一度もない」

みずき

教員から転職してよかったことを教えてください。

転職の目的であった、子どもたちの将来の居場所を見つけられたことです。

就労支援施設では、障がいを持つ多くの大人の方々が、一般就労に向けて毎日働いていらっしゃいます。

日々気分が変わってしまう方、片方の腕しか動かすことができない方、数を数えることが難しい方。いろんな個性を持っていても、必ずできる仕事はありました。

それを知ったことで、自分を「先生!」と呼んでくれた児童たちも、将来生きていけるんだと安心することができました

みずき


後悔したことは一度もありません

転職をしてからも、前任校の運動会や卒業式には顔を出し、児童たちと触れ合う機会を持っていました。

そのたびに児童の成長を感じられ、とても嬉しかったです。


また、転職先で出会った利用者様とも新しい関係を築くことができ、転職を決めて良かったと思っています。

指導員の仕事にも教員経験は活かせている

教職員として勉強を教えていたように、指導員として職業指導を行うことができ、この経験は大いに活かされたと思います。

もちろん子どもに対して親近感を持たせられる接し方と、大人の方に敬意を払って接することに違いはありますが、「教える」という姿勢は変わらないため、自信を持って自分の力を発揮することができました。

みずき

教員から転職して満足していますか?

「満足」という言葉が適しているか定かではありませんが、当初の目的を果たすことはできています。

しかし働いている中で日々課題が出てくるのも事実です。新しい課題をクリアし、まだまだ成長したいと思っています。

養護教諭から一般企業へ転職を考える先生へ!転職は自分を開花させるチャンス

養護教諭から一般企業へ転職を考える先生へ!転職は自分を開花させるチャンス

教員から転職するからといって、必ずしも教員免許を活かす必要はないと思います。

資格を持っていることによって「これを無駄にしないように」と考えてしまいがちですが、その型にはまらない行動力・決断力を大切にしていただきたいです。

また、転職はステップアップと言いがちですが、新しいことを1からスタートさせられるのも転職の良いところ

自分の知らない自分を開花させるチャンスです。ぜひその一歩を踏み出してください。

転職を考えている先生はリクルートエージェントの無料キャリア相談を利用すると自分の軸が明確になります。

みずき

私も相談しましたが、担当者からのアドバイスで今後取るべき行動が整理されてとてもよかったです。

相談だけでも可能なので、人生を変える一歩を踏み出したい方はぜひ利用してみてください。

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この記事を書いた人

元高校教員(社会科・非常勤・7年)の在宅ワーカー | 主な勤務校は偏差値30台の教育困難校 | 出産を機に退職 | 在職中・現在合わせて10社以上の転職サービス(転職サイト・エージェント)を利用 | 教員時代は教師を辞めたい若手教員の相談に乗ってました | 教員からの転職情報・教員生活に役立つ情報を発信します。

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